現代社会の中で生きていく私たちにとっては、それは日々時間との戦いです。そんな忙しい日々を送っているあなたにとって、知らず知らずのうちに身体に忍び寄る病の原因があります。ここでは、知らない間に身体に忍び寄る病気の危険性についてお話ししたいと思います。あなたも一つでも心当たりがあるようであれば要注意です。

今日からでもその気づいたところを改善すべきです。

健康であり続けるための秘訣

1. バランスのとれた食事
2. 良質な睡眠
3. 疲労をためないための休息
4. ストレスのない暮らし

バランスのとれた食事

私たちは、毎日忙しい生活を送っています。時間に追われ、時間に縛られて生きています。確かに規則正しい生活習慣は必要です。しかしともするとそれは単に規則正しいというだけではなく、肝心なことをついつい忘れがちにしてはいませんか？

特に一人暮らしのあなたにとっては、それが顕著に表れてきます。

無意識のうちについつい外食がちになってはいませんか？忙しい日々の中でゆったりと食事をとることを忘れてはいませんか？そして簡単に食事を済まそうとか、いつものレストランで好きなものだけ食べて家に帰るとか、はたまたレトルト食品、インスタント食品で済ましておこうとしてはいませんか？

しかし、その生活様式でなりがちなのが食事における栄養バランスの乱れです。つい好きなものだけ食べて食事を済ませてしまうと食事から摂取する栄養に大きな偏りが生まれがちです。陥りがちなのが揚げ物など脂っこいもの、味付けの濃いもの、脂ぎったお肉などは食事が進みがちになります。しかし意識しなくてはならないのが食事とは単に空腹を満たすためだけにあるわけではないということです。お腹さえ満腹になればそれだけで十分と思ってはいませんか？

どうしても意識しないでいるとそのような傾向になりがちなのが私たちの暮らしです。近年、一人暮らしに限らず共稼ぎ世帯が急増しています。そんな暮らしの中で、なかなか食事の栄養バランスに重きを置くということができなくなっているのも現代社会の中ではごく普通になってきています。また時間のない中での暮らしにおいては食事を作ること、料理に割く時間すらままなりません。ついつい手軽なスーパーの総菜コーナーに並んでいるもの、冷凍食品、レトルト食品等電子レンジで温めるだけといった食事になりがちになってはいませんか？

しかしそれは仕方ないこと。今に暮らしにおいて専業主婦ならばあれこれと家族のためにと考えて栄養バランスを考えて料理にもひと手間かけたりできても、一人暮らし、共稼ぎ世帯ではなかなかそうはいかないのも当然。

そこで、忙しくてもこれだけはというポイントを押さえておくようにすれば、手間暇かけずとも栄養バランスのとれた食事をすることができます。それがミナラルを重視した食事です。ミナラルとは人間の体にとっては、エンジンオイルのような働きをしています。どんなに丈夫な馬力のあるエンジンでもエンジンオイルが古くなれば燃費も落ちるし、ましてオイル切れにでもなったらすぐにエンジンは止まってしまいます。

そういう意味でまず十分にミネラルバランスに気を配った食事をすること。ミネラルとはとかくカルシウムが足りない、鉄分、ビタミンがと取り出さされがちですが、肝心なのはそのバランスです。脂っこしものを取りすぎてもそれをしっかりと分解するための腸内環境が整っていて、内臓に負荷を与えないような分解酵素が働いていてくれさえしていれば、よほどの過度な食事でもしない限り、しっかり吸収、しっかり分解してくれます。その吸収分解を助け、促してくれるのが実はミナラルなのです。また逆にその働きを阻害する物質が合成添加物等の人工的な化学物質だと言えます。だから限りなく無添加であり無農薬の食品を選ぶのがまず第一だと思います。

良質な睡眠

私たち現代社会で暮らしていると忙しいのが当たり前。仕事のできる人ほどそう考えがちです。そして仕事が終わってからの居酒屋が定番のあなた。最近十分な睡眠はとれていますか？

夜遅く、終電で帰ってきて、家族が寝静まっている寝室で横になるとそぐに朝になって、大慌てで朝食を済ませて出勤という毎日を繰り返していると気づかぬうちに疲れが身体に蓄積してきて、いつか病のもとを作ってしまってはいませんか？そういう意味で睡眠とはとっても重要な役目を果たしてくれます。疲労物質といわれる乳酸が蓄積すると筋肉の収縮機能、内臓の消化機能にも影響を与えると言われています。それがなかなか寝たのに疲れが取れないとか倦怠感に襲われるといった症状に変わっていきます。

そこで重要なのがやはり何と言っても睡眠です。良質な睡眠をとっていると日中にたまった乳酸が分解されて体内に蓄積されることなく疲労が睡眠によって解消されます。しかし日常で慢性的な睡眠不足になっているとそうはいきません。目覚めがスッキリしない、朝起きてからも身体がだるい、やりきが起こらないという倦怠感に苛まれてしまいます。

忙しい生活を送っているあなたにとって睡眠とは、単に時間の問題だけではなく、質が大きな要素であることを理解すべきです。逆に言えば早く寝たから疲れが取れるというものではありません。それは深い眠りにどれだけつけるかということになります。最近の研究で睡眠効果の重要性がわかってきました。睡眠の食段階で深い睡眠（ノンレム睡眠）が得られるほど、身体にたまった疲労物質の修復・回復を促すホルモンが多く分泌され、体内での代謝活動が促進されます。脳も休まり、自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復・耐性も向上します。

つまり、ノンレム睡眠にどれだけ早く入り込むことができるかということです。それはやはり睡眠に姿勢に大きな関係性があります。眠るときに気道が圧迫されると深い眠りには入れません。また寝返りを打つと首が引っ張られても同じです。どんな姿勢でも良質な睡眠を得ることこそが最も重要な要素といえます。そのカギを握るのが枕の存在なのです。最適な枕こそがあなたに安らかな眠りに誘ってくれると言えるのです。体型にあった枕こそが健康の秘訣です。

疲労をためないための休息

前述のほかに大切な疲労回復の要因に休息があります。なかなか平日ゆったりとした時間が取れないあなたにとって、休日の過ごし方が大切です。疲れたからといって休日ごろごろしているとかえってリズムが乱れて疲れを倍増することにもなりかねません。そういう誰だらした休日の過ごし方ではなく、適度な運動が疲労を解消してくれます。しかしあまり過度な運動のし過ぎはかえって、新たな疲労のもとにもなります。気ままにジョギング、ヨガ、呼吸法を試してみることをお勧めします。

ストレスのない暮らし

どうして現代人にとってストレスを感じない日はないといっていいほど様々なストレスに囲まれて暮らしているといっても過言ではありません。仕事上のストレス、会社内に人間関係のストレス、家庭のストレス、さらには環境ストレス、老後の不安のストレスなど上げれば限りがありません。何気なく過ごしている暮らしの中でその様々なストレスが身体にとってはある意味最大のストレスとなってしまいます。

確かに責任ある仕事を任せれたという重圧、家族を守らなければならないという責任感等を感じずにはいられません。しかしそんなプレッシャー自体もストレスではなく、エネルギーの源にしてしまえばいいのです。そんな逆境でも前向きに受け止め、自分の生きがいであり、やりがいと置き換えて頭にインプットすればストレスはストレスでなくなり、アレドナリンの分泌を促す要素になってくれます。それが腸内環境にも影響を与え、腸内細菌の活性にもつながり、また乳酸等疲労物質の分解にも効果があります。

要は受け止める側の姿勢如何で、様々なストレスは元気の源にもなり、やる気を出させる役割にもなります。くよくよしているとそれ自体が体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。前向きにポジティブに受け止めることこそが健康の秘訣です。